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保育園でのトイレトレーニング

保育士の仕事のこと

1歳を過ぎて、おむつを取り替える間隔が空いてきたら

トイレに促し、そこでおしっこをする練習をします。

月齢が上がるに連れて

おむつが濡れる回数は減ってきますが

それはやはり、個人差があります。

月齢が高くても

毎回漏れる寸前ぐらいまで、おむつにしている子

月齢低いのに、あまりおむつにしなくて

スムーズにトイレ移行ができる子

本当に三者三様です。

まず保育園では、どのように開始するかというと

毎日のおむつ替えは、時間が大体決まっていて

その時間になっても、おむつにしていないことが多くなった子から

トイレに座ってみるか聞きます。

その時、「行かない!」って言われても

保育士は、「おしっこをここでするのはカッコいいよ」

「一回だけ座ってみよっか」

など、気分を乗せて座らせてみます。

しつこくは聞きません。

他の園児が「座る!」と言い出したら

続いて座るようになることが多いです。

初めはみんな座るのも怖そうで、

穴が空いてるから、落ちるんじゃないかと。

でもお友達のまねっこをして

一回でも、ズボン履いたままでも座れたら、

始めは良しとします。

だんだん慣れてくると、全部脱がせてみます。

うんちを出すように踏ん張る子

なかなか出なくて、すぐに立ち上がろうとする子

トイレは怖くない、おしっこが出たら気持ちいいよ

ということを繰り返し話していきます。

人生初、トイレでおしっこ出来た子は

「なんじゃこりゃあ」という顔。

保育士は、これでもかと大絶賛。

「やったー!おしっこ出たねー!嬉しいねえ!ママに話そうね!」

部屋の先生にも

「只今、〇〇くんがトイレでおしっこ出ましたー!」とアナウンスし

部屋全体で拍手喝采で歓喜の嵐となります。

本人はすんごく嬉しそうな顔で、

「ママに言うー!」と話します。

・・とまあ、こんなスムーズにいくことなんて

良くある話ではないです。

現実では、座る気はあるのに

すでに出てしまっている子ももちろんいます。

でも保育士は全く焦りはしません。

なぜなら、本当に個人差があるからです。

本人が頑張っても、どうしようもないことが多いこともあります。

心も身体も、ベストなタイミングで成功するのだと思います。

「うちの子、遅いでしょうか・・」

と聞かれることもありますが、そこまで気にすることはないと思います。

保育士も子ども1人1人に合わせて、支援していますし

遅いからダメってことにはなりません。

3人育てた私ですが

3人とも様々でした。

昼間はスムーズに取れても、お昼寝では漏らす子

昼間も夜間もなかなか取れなかった子

おしっこはトイレで出来るのに

うんちはおむつでしか出来ない子

色んなサイトを読み漁り、通っていた幼稚園に相談したり。

子どもに無理やりトイレに座らせようとしたら

トイレ嫌いになって泣くようになったり・・

親子でヘトヘトになった覚えがあります。

もちろん、園側からすれば

園でのトイレトレーニングだけではなく、

家庭でもやってみてください。とお願いはするとは思います。

でも、焦ってもお互い良くはないし

保育士がこんなこと言うのは、間違っているかも知れませんが

私が子育てで、最後に行き着いたのは

いつかはトイレでするようになる。

だから今はお互いストレスなく、割り切っておむつに頼ろう。

でした。

幼稚園では、頑張って支援してくれていましたが

迎えに行ったら、駐車場でおむつに履き替えさせていました。

先生方、すみません・・

当時は、保育士の仕事をしたことがなかったので

自分の子が、遅いか早いか分からないのですが

いつの間にか外れていました。

今、トイトレに悩んでいる方に

嫌味に聞こえちゃっていたら、申し訳ないです。

でも、おむつの期間は長いようで

大体3歳か長くても4歳で終わります。

親が頑張っても、頑張らなくても。です。

だったら、お互いが笑って過ごせた方が絶対いい。

保育園では、お友達と一緒!という魔法もあるし

おむつの発展に感謝して、大いに活用しましょう!

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